「別れよう」
突然、別れを切り出されることほどショックなことはありません。昨日まで普通にメールしてたのに、「何、言ってるの?」と頭が真っ白になることでしょう。
出会いも突然ですが、
別れも突然にくることがあります。
他に好きな人ができたのだろうか、
私の何がいけなかったのか、
別れの理由を問いたくもなるでしょうが、自分を責めるのだけはやめましょう。
算命学的に、これといった理由がないのに、別れたくなる時期があるのです。
それは、天中殺(てんちゅうさつ)という現象が、大きく影響しているかもしれません。
天中殺という言葉を何となく知っている人の中には、天中殺が巡ってくると悪いことが起きるように思っている人がいるかもしれません。
いえいえ、そんなことはないのです。
天中殺の原理を知れば、決して怖いものではありません。
干支(かんし)というのは、十干(じゅっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせでできています。十干(じゅっかん)は空間、十二支(じゅうにし)は時間を表します。
十干(じゅっかん)というのは、甲(こう)に始まる空間符号が10種類あります。
十二支(じゅうにし)というのは、子(ね)に始まる時間符合が12種類あります。
十干と十二支を組み合わせると、十二支が2つ余ります。時間は流れているのに、空間は欠落していることになります。この部分を空間欠落現象、もしくは天中殺(てんちゅうさつ)と呼んでいます。
天中殺(てんちゅうさつ)は、
子丑(ねうし)天中殺
申酉(さるとり)天中殺
寅卯(とらう)天中殺
午未(うまひつじ)天中殺
戌亥(いぬい)天中殺
辰巳(たつみ)天中殺
の6種類あり、人それぞれ、所有している天中殺(てんちゅうさつ)は異なります。
空間をわかりやすい言葉で言い換えると社会になります。社会が欠落しているということは、社会が味方してくれないということです。努力しても成果が出ないとか、評価されないことがよくあります。焦れば焦るほど自分の思い通りにいかないのです。
また、空間が欠落しているということは、砂上の楼閣という意味になります。基礎のしっかりしていない土地に家を建てるようなもので、形のあるものを作ると、早いうちに、こわれることがよくあるのです。形のあるもので代表的なものは家を建てることや結婚することです。
恋愛は精神的なことなので問題ありませんが、形にしようとするとなかなか形になりません。
天中殺は何かを形にしようとしなければ、そんなに恐れることはないのです。
天中殺中は、時間だけ流れて空間が欠落していますので、不自然な状態の時と言えます。心が不安定な状態になることもよくあります。
寂しいから誰でもいいからつきあってしまおうと思うのもこんな時期かもしれません。
心が弱っている時というは、相手のことがよく見えないものです。天中殺が明け、心が安定してくると、「あれ?」と思うことがよくあるのです。