背伸びをすると、少しだけ眼前の景色は眺めがよくなるかもしれませんが、つま先立ちなので、すぐに疲れて、長くは持ちません。よろけて転んでしまうこともあるでしょう。
あんな風になりたい、
こんな風になりたい、
と、努力して性格を変えようとすることは、背伸びに似ているかもしれません。一瞬、自分が変わったような気になって、目の前の世界が広がったように見えても、何らかの拍子に元の自分に戻ってしまうでしょう。
自分でない自分を目指すことは、
安定感がなく、
自分の言動にさえも自信が持てなくなります。
それよりは、自分がどんな性格なのかを知って、自分らしく生きるほうが、自分に合った出会いがたくさん訪れ、より世界が広がるでしょう。
結婚のチャンスを見逃すことも少なくなるでしょう。
算命学の考え方は、1日は昼と夜があるように、また、人間には男と女が「陰陽説 (いんようせつ)」が元になっています。「一極二元論(いっきょくにげんろん)」とも言います。
算命学で人を見る場合も、「陰占(いんせん)」と「陽占(ようせん)」の両方から見ます。
陰占(いんせん)は、生年月日から算出します。自然界にある木火土金水(もっかどこんすい)のどの質をどんなバランスで所有し、そこからどんな役割を与えられているのかを知ることができます。
陽占(ようせん)は、陰占(いんせん)の木火土金水の組み合わせから、十大主星(じゅうだいしゅせい)と十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)という星を算出します。(十大主星(じゅうだいしゅせい)と十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)については、これから回を重ねて説明していきたいと思います)。
性格は陽占(ようせん)で見ます。陰占(いんせん)の五行(ごぎょう)、木火土金水(もっかどこんすい)から表していますので、あくまでも自然界の法則に基づいています。
無理して性格を変えようとすることは、自然界の法則に反することでもあるのです。
自分が好きという人は、自分の星に合った生き方をしているのだと思います。
自分が嫌いという人は、自分の星に合わない生き方をしているのだと思います。自分と合う人との出会いも少なくなるでしょう。
無理してダイエットをして、
無理してきれいになることより、
自分の星に合った生き方をしているか、それが幸せになるための秘訣です。それが、自分を大切にすることでもあり、自分を愛することでもあるのです。