以前、アルバイトをしていたレストランで、
「何かおもしろいことありませんか?」
と、シフトで一緒になる度、話しかけてくる男子学生、M君がいました。
M君はとても器用でした。新しい仕事を覚えるのも、みんなが1ヶ月はかかるのに、2、3日でマスターしてしまうのです。数ヶ月もたつと、長く働いているパートの女性より、仕事ができてしまうほどです。
M君は、勉強もできるし、スポーツもできるし、あまりにも全てのことがすいすいできてしまので、何をやってもすぐに飽きてしまうのです。
算命学的にも、何でも器用にこなしてしまうという人がいます。
木火土金水(もっかどこんすい)の星を、偏りなく、万遍なく持っている人です。
そこで、今回は、ある有名人の例題を見てみましょう。
この宿命(しゅくめい)は、登山家の栗〇史多さんです。
栗〇さんは、単独無酸素登頂に挑んでいる登山家です。無酸素登頂というのは、酸素ボンベなしで登頂するということです。
エベレストで言えば、8000Mの峰という場所は、平地と比べ、酸素が3分の1くらいになるそうです。その酸素不足の中を、自分の心と体の限界に挑戦すべく、登っていくのです。
栗〇さんの陽占(ようせん)を見ると、木火土金水(もっかどこんすい)、全て揃っています。
木火土金水(もっかどこんすい)は、それぞれ得意分野があります。例えば、火性(かせい)は、伝達本能に長けていて、水性(すいせい)は、習得本能に長けています。
木火土金水(もっかどこんすい)、全部揃っているということは、例えば、大学を受験する時に、国語も数学も全教科、得意なので、どの学部を選んでいいのかわからないという状況に陥ります。
何でもできるというのは、時にして、器用貧乏になることがあり、それはそれで悩みの種になることもあるのです。
栗〇さんの場合、北海道出身ということですから、小さい頃に雪山に魅せられ、早くに登山家の道に目覚めたのでしょう。
しかも、
行動半径がとても狭いです。つまり、一生、一つの仕事に携わっていくという人生になります。
木火土金水(もっかどこんすい)の星をバランスよく持っている男性を見つけると、不況の時に安心です。
営業も事務職も、何でもある程度はこなしますので、会社が倒産しても、別の会社で働けばいいのです。
今、一流企業に勤めていても、今後、どうなるかわかりません。経済的に、一生苦労したくない、そんな結婚を望むのでしたら、木火土金水(もっかどこんすい)の星が揃っている人を見つけましょう。