「女子会をやろう!」とか、「恋バナ会をやろう!」と盛り上がるのは楽しいものです。
独身女性が集まって必ずするのが恋バナです。「恋人がほしい!」なんてちょっと本音を漏らそうものなら、
「恋人いない暦、何年ですか?」
と、不意を突いてくる後輩がいたりして、とっさに冗談で切り返せず、顔がこわばってしまうなんてこともあります。
もう何年も恋人いない暦を更新していて、恋の仕方を忘れそうという人に、今回は、算命学的、とっさに使える恋愛アプローチ法についてお話したいと思います。
西洋では、かに座とか、おうし座とか、自分がどの月に生まれたかによって、星座で表しますが、東洋では、
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)
の十二支(じゅうにし)の時間符号を使います。月だけではなく、どの年に生まれ、どの日に生まれたかも、時間符号で表すことができます。更に、算命学で大切なのは、どの空間に生まれてくるかということです。空間とは、
甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)
の自然界になくてはならない5元素、木火土金水(もっかどこんすい)を陰陽(いんよう)に分けたもので、十干(じゅっかん)と呼びます。
例えば、2012年10月6日のA君だと、こんな十干(じゅっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせで表わすことができます。
この十干十二支(じゅっかんじゅうにし)で表したものを「宿命」(しゅくめい)と呼びます。A君は、辰(たつ)の年、酉(とり)の月、子(ね)の日生まれの人となります。
星座でも性格や今年の運勢などがわかるようですが、算命学でも、「何年生まれ?」と聞くだけで、大ざっぱな恋愛傾向がわかります。
少し復習になりますが、算命学の基本は何と言っても、木火土金水(もっかどこんすい)の五行(ごぎょう)ですが、それぞれ方向や季節、質など特徴があります。こんな感じですね。
木性(もくせい)の甲(こう)・乙(おつ)や、火性(かせい)の丙(へい)・丁(てい)を持つ人は、雰囲気的に明るく暖かい感じがします。一方、金性(きんせい)の庚(こう)や辛(しん)、水性(すいせい)の壬(じん)・癸(き)を持つ人は、雰囲気的にクールでさっぱりしている感じがあるでしょう。土性(どせい)は中庸(ちゅうよう)ですから、偏って暖かいということなければ、偏って冷たいということもありません。
十二支も、それぞれ方向や季節、質など特徴があります。
「何年生まれ?」と聞いて、方向的に、おおざっぱに
亥(い)・子(ね)・丑(うし)年生まれの人は、クールな人
寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)年生まれの人は、情的な人
巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)年生まれの人は、情熱的な人
申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)年生まれの人は、合理的な人
というとらえかたができます。クールだから悪い、情熱的だからいいというわけでなく、それぞれよさがあります。
もし気に入った相手の人が、情的か情熱的な年生まれの人だったら、どんどんデートに誘ってみましょう。せっかく誘ってくれたのならと、何となく情にほだされ、一度はデートしてみようかなと心動かされるタイプです。
一方、クールか合理的な人は、あまり情に流されません。行きたくないものは行きたくない。しつこく誘われれば誘われるほど、相手のことを敬遠してしまうかもしれません。
「何年生まれ?」で、見た目の人柄も何となくわかります。巳(み)や午(うま)・未(ひつじ)年生まれの人は、雰囲気的にも暖かく、話好きで明るい雰囲気の人が多いでしょう。一方、子(ね)や亥(い)年生まれの人は、どことなくクールな一面があります。
婚活も、「何年生まれ?」がわかるだけで、たとえ婚活がうまくいかなくても、十分、人間ウォッチングを楽しむことができるかもしれません。