「私、もう結婚あきらめた! 一生、仕事に生きてやるわ!」
なんて、この間まで言っていた会社の同僚が、突然、結婚することになったなんて話をよく聞きます。
このように一つのことに執着しなくなったとたん、幸運が舞い込むことは、算命学の世界では本当によくあることなのです。
「結婚、結婚!」
と、結婚することで頭がいっぱいになっている時というのは、出会う男性、全て結婚の対象として見てしまいがちです。結婚の対象でなければみんな遠ざけてしまい、気づいたら、周りに異性と呼べる人が誰もいなくなってしまう。そういう女性が大勢います。
そんな時は、算命学的に、心のバランスが崩れている時です。
恋愛でも、相手の愛とバランスが大切ですよね。「あなたしかいないの!」と相手にもたれかかってしまうと、相手が重く感じてしまい、離れていってしまうことがありますよね。
算命学で運気を高めるためには、木火土金水(もっかどこんすい)のバランスが取れているかを考える必要があります。
木火土金水(もっかどこんすい)のバランスって……?
例えば、2012年10月11日生まれのA君の宿命(しゅくめい)、もしくは命式(めいしき)を見てみましょう。
A君は、木火土金水(もっかどこんすい)が揃っている人でしょうか?
まず十干(じゅっかん)を、下の図に従って、木火土金水(もっかどこんすい)に分類してみましょう。
木性(もくせい)=1個 火性(かせい)=0個 土性(どせい)=0個
金性(きんせい)=1個 水性(すいせい)=1個となります。
次に十二支(じゅうにし)を見てみましょう。十二支(じゅうにし)も木火土金水(もっかどこんすい)に分けることができます。また、下の図に従って、木火土金水に分類してみましょう。
ちなみに、土性(どせい)というのは、春から夏、夏から秋と言ったように、季節の変わり目の時期のことを言います。
もっとわかりやすい図で表してみましょう。
十二支(じゅうにし)の木火土金水(もっかどこんすい)は、
木性(もくせい)=0個 火性(かせい)=1個 土性(どせい)=2個
金性(きんせい)=0個 水性(すいせい)=0個
になります。総合的には、
木性(もくせい)=1個 火性(かせい)=1個 土性(どせい)=2個
金性(きんせい)=1個 水性(すいせい)=1個
木火土金水(もっかどこんすい)の全てが揃っています。つまり心のバランスを取りやすい人になります。A子に振られてもB子もいるさと思えるタイプの人です。
一方、水性が4つもあるとか、火性が5つもあるといった、一種類の星に偏った人は、心のバランスを取りずらい人です。一途に誰かを愛し、振られると、なかなか立ち直ることができないのが特徴です。
では、偏った宿命(しゅくめい)の人は、どうすればいいのでしょうか?
安心して下さい。毎年、毎月、毎日、60種類の干支(かんし)が代わる代わる巡ってきます。今年は壬辰(じんたつ)年です。つまり、水性(水性)の星と土性(どせい)の星が一つずつ巡ってきています。
水性(すいせい)と土性(どせい)が巡ってくることで、宿命のバランスが取れ、心のバランスが取れやすくなる人もいます。
すごく結婚に焦っている時というのは、巡ってくる星によって、星が偏り、心のバランスが崩れている時なのかもしれません。そんな時に限って、不思議といい人が現れないものですし、正常な判断をできず、変な異性をつかまえがちです。
寂しい気持ちに溺れそうになり、異性と出会う度、恋愛の対象と見てしまいがちな時は、
今は、心のバランスが崩れている時だから、お友達としてキープしておこう!
と、少しだけ気持ちをコントロールしましょう。
いろいろな人と交流し、木火土金水(もっかどこんすい)の気に触れ合っているうちに、少しずつ心のバランスが取れていき、いつの間にか寂しさを忘れているかもしれません。
寂しくて、誰でもいいから結婚したい!といった切羽詰った気持ちに陥っている時こそ、結婚以外のことにも目を向け、結婚だけに偏っていた重石を軽くしていきましょう。結婚もしたいけど、仕事も趣味も友達と遊ぶのも楽しいわー、そんな心の余裕が、素敵な出会いを引き寄せるかもしれません。