「こいつ、いつもいい人で終わるんだよな」
先日、会社関係の飲み会で、同僚から肩を叩かれている男性がいました。
<いい人のどこが悪い!>
と、内心思いましたが、確かに、相手がどんなにいい人であっても恋に落ちるわけではありません。
恋は、理由もなく、突然、落ちるものなんです。
例えば、いつもクールな人が、ふっと笑みを浮かべた時とか、思わず胸がキュンとしてしまいますよね。
いい人が100万回笑顔を作ったとしても、クールな人がたまたま笑った1回にも相当しないなんて、恋って本当に残酷です。
クールと言えば、先月、三〇連太郎さんがお亡くなりになられました。
三〇さんは、「釣りバカ日誌」のスーさん役で親しまれていましたが、「釣りバカ日誌」以前は、もっとクールでニヒル、重量感のある俳優のイメージが強かったのです。
「釣りバカ日誌」を見る度、あのクールな三〇さんが?!……と、三〇さんのおどけぶりを見るのが楽しみだったという人も多いでしょう。
三〇連太郎さんの星はというと、こんな星です。
木火土金水(もっかどこんすい)のどの質が一番多いでしょうか?以前のブログ(2012年10月11日 )の図で確認してみて下さい。
水の質に偏っていますよね。
陰の星(水性・金性)に偏っている人は、感情を表に出しませんので、何を考えているのかわかりません。そこが魅力でもあり、また近寄りがたい存在にもなるのです。
しかし、芸能界は陽の世界です。テレビの世界は明るさやきらびやかさを求められるのです。
三〇さんが、子供から大人までみんなの人気者になったのは、釣りバカのおとぼけスーさん役を演じたからだと思います。
あんな三枚目の一面があったのかと、一気にお茶の間のみんなにとって、魅力的で親しみを覚える存在になったのでしょう。
もう一人。いっ時、時の人となった人です。
マツケンサンバの〇平健さんです。
マツケンサンバの前は、時代劇とか、どちらかと言えば堅い役が多かったように思います。キンキラキンの衣装で踊りながら登場した時は、あのマツケンさんが……と、唖然とするような驚きでした。
三〇さんも、○平さんも、クールなイメージが強いとはいえ、もともと明るく暖かい一面があったのでしょう。スーさん役と、サンバで、その明るさや暖かさが更に引き出されたのでしょう。
私達は、自分が思っているより、多面的で複雑な顔を持っています。算命学的にも、宿命にある星が生かされていないということがよくあります。自分では気づかない性格を秘めていたりするのです。
でも、誰かを好きになると、ついつい相手に合わせてしまい、自分らしさを失ってしまいますよね。
それよりは、自分に素直に生きて、彼にこんな一面もあったんだ!と恋愛ギャップを思わせましょう。
彼に、誰かに、好きになってもらおう!とはおさらばです。
あなたのくるくるかわる多面的な姿に、心惹かれること間違いなしです。